RHSJガーデニング講座第4回 「ガーデン装飾」
- オリジナル空間を演出する装飾物の種類と利用法 -
講 師: 佐藤勇武氏
<講義メモ>
・ガーデンブームが去ったにまどわされてはいけない
・真剣に骨幹をつかむ
・韓国でもガーデンブーム そこに教えに行く
・日本と変わらない
・西武ドームのバラとガーデニングショー以上のレベル
・各国の様式や歴史を教えてはいけない 反感をかう
・デザインの基本原理を伝える
・植物を信用しよう
・生きていく姿 咲く花の勢い
・梅雨の緑の中に赤
・小さな鉢を風景として考える
・世界観の凝縮
・凹レンズ 凸レンズを通した結果
・拡散・・・・まとまらない→深海魚あり、鯨あり、さんまあり
・収束・・・・植物を大切に栽培する
根のある植物 根のない植物 湿度(?)
類を考える なんでもありではない
・天地人
・黄金比
・根のついたもの ・熱帯地方
・装飾との違い
<昨今の傾向>
・before & aftter ばやり。その延長での庭。
・教育のされ方の違い。建築関係からの参入。
・エクステリア・建築からの目線→施設へ
・庭・造園からの目線→地面へ
・庭は地の風景ができていないと庭にはならない
・建築関係は、地面には目が向かない
・窒素、リン酸、カリ がなくても建物は建つ
・建物を建てるのに、単粒、団粒構造の土なんて気にしない
・腐葉土を入れて、堆肥を入れてなんてことは考えない
・生命を育む土の意識なし
・土からの出身者
・切った枝からの出身者
・ペーパーフラワーからの出身者
・切り花の人たちは土を学ばない(オアシスがあるから)
■土と植物の関係
■生物としての土
■造園の復権
ここにガーデン装飾の原理がある
土を無視してガーデン装飾は成り立たない
以上の前置き、「ガーデン装飾の基本原理は土にあり」をもとに、具体的な装飾について触れられました。
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西洋庭園史の時のお話もそうだったのですが、なぜかbefore&aftterが引き合いに出されます(笑) 建築にまでは踏み込んだことはしておりませんが、まんざら関係のない世界ではないのでちょっと気にかかってドキッとします。
確かにbefore&afttrの延長で、外に向かい番組ではお庭が作られています。そこではデザイン的にまとめられることが多いのも事実。スタイリストさんたちがベランダをコーディネートしたり、この前も若手のデザイナー系のイケメン君がお庭を作ってるのを、雑誌で見たのだけれど、見るからに荒れた土の上に、植物が埋め込まれ、砂利の道の間で痛々しいなぁと思いながら、見ていました。まあ、撮影用と割り切ることも、同じ世界に身を置く者としてはわからないではないのですが・・・・
テレビや雑誌という一見、華やかな世界を闊歩しているかに見えていても、どこかでそれを、その道の方たちの厳しい目が向けられているということですね。
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Ⅰ装飾物の種類
土、植物という無装飾状態に、木を植え道を造る。そこに飛び石を並べ、柵を作り看板を立てる。これらがガーデンの装飾物。
・なぜ、飛び石や灯籠、石積みをするのか
→そこに人間の感性が入る
→その人がはいる
→石積みによってラフだった景色が引き締まる
Ⅱ風景にするためのポイント
ポイントは○△□・・・・・これはポイントを伝えるためのある部分ではこじつけではあるけれれども表現方法であり技術
○:縁景
△:三描景
□:視覚景
丸・三角・四角という形に、当て字ではありますが文字を当てはめる。そこに図解を加えて表現されるもの。意味するもの。それらはそこに添える言葉がなくては、理解しえないものでした。象徴的な図解は、言葉がないと単に記号、イラストの絵でしかないのです。この手法に、表現手段のオリジナリティーを見た気がしました。
△の三描景(さんかくけい)で語られたのは、アイデア(思)/センス(感)/テクニック(技)についてでした。
流木がはやれば猫も杓子も流木。それは、どこかで紹介されたからなのか。テレビの番組でやたら流木を使うからなのか?あるいは、ホームセンターに行けば目につくところに流木がある。情報は様々なところにころがっている。しかし、情報があればあるほど没個性化する。本を見ても、ガーデンショーも似たりよったり。
ある材料でなんとかできないか。そこからこんなものがないかと自分のものが欲しくなって探す。アイデアや感性でモノを作っていくことが大事。
使用する植物や、提案に、「○○さんらしい」と言われだしたら、ismがでてきたということ。人が見えてきたことの証。人が何と言おうとこれが私のスタイルという主張。ここで「好きか、嫌いか」という感性が生じるが、これは、「いいか 悪いか」とは切り離して考える。「好き=いい」「嫌い=悪い」ではない。相性を考え迷ったら地面に聞く。
流木を使うのなら、その人ismのある使い方をしなくてはいけない。
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仕事の上で「本多さんは、ビール箱使わなくちゃ」 これに反発もしてきたけれど、使う素材で、「あの人らしいわね」そう思われることは、ismができたのだと思えば、これはこれで、喜ばしいことなのかもしれません。(笑)「好きか、嫌いか」は、「いいか 悪か」とは別。これは当然のことと受け止めていたけれど、多くの場合が、「嫌い」=「悪」ととらえられがちなのだといいます。
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□ 視覚景
ここで気になったところをメモ
時間をデザインする(素材に潜む時間)
→9㎝ポットと30㎝ポットの草花の時間
→苗木と大木の時間
→枝に潜む時間 枯れ枝→倒木→流木
→石に潜む時間 岩 → 小石 (時間の凝縮)
→石の付着物 コケ とろろいも、 松ヤニ
Ⅲ 装飾物を小空間にデザイン
立面のデザイン
→視野範囲の角度
→Here there
→鉢の選び方
覚悟を持って作る 手抜きをしたものはすぐにわかってしまう
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最初、レジメを見ただけでは、単に、ガーデンの装飾アイテムの紹介かに思えていました。しかしその裏に底に流れるデザインの本質的なこと、デザインの基本原理とはいかなるものであるかを力説されました。
ガーデン装飾の基本原理は土であるという冒頭のお話は、一見、ガーデン装飾とは全く違うところにあるかに思えることですが、とても納得させられるお話でした。装飾のお話において土がいかに大切かというお話に結びつくとは想像しえないことでした。
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このセミナーで知ったモノの見方。デザインの装飾における基本原理。その視点で、そのあと予定していたデンパークや花博を見ることができました。すると今まで見てきたものとは違うものが、また目の前に表れてくるのでした。
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