□【連 載】 収納アドバイザーに思う
・(01)収納アドバイザーという肩書き
・(02)収納アドバイザーを名乗ろうと決めて
・(03)我が道をゆく
・(04)自己実現を考える方に
・(05)アイデアを追いかけ続けたら← 前の記事
・(06)オリジナリティーを追いかけ続けたら← この記事
・(07)箱を追いかけ続けたら← 次の記事
・(08)本多の十八番?
・(09)箱・箱・箱・箱・・・・・・
・(10)追いかけ続けたら
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アイデアを追いかけるのと同様に、そのアイデアには、オリジナリティーを求めていました。いままで人のやっていないこと。目新しいことを提供していく。そのためには、周囲に目を配り、どこかでそれがすでに紹介されていたら、そこで提案しようと思っていたものを、引っ込めて、別のことを考えて差し替えてみたり・・・・・・しかし、それを続けていたら身が持ちません。ある時から、外界の情報を遮断することにしました。そしたら実に、身軽になったのです。以前は、これ、紹介されてたからやめよう・・・・・そんなことは、一切、考えることなく、自分が思いついたら紹介していくことにしました。
結局、人の考えることですから、最初の頃ならいざ知らず、そんなに目新しいものばかりが、次々に出てくるものではありません。人とは違うモノを追いかけてきましたが、厳密な意味での自分のオリジナリティーなんてものはないのではないかということに気づかされました。思考とは結局、今まで自分が見聞きしてきたもの、経験、体験、人やモノに、大なり小なり影響を受けて形成され、自分の世界が成立するのだと思います。結局は、今まで経験したこと、見たもの、聞いたことの積み重ねから何を導き出せるかということにすぎないのだと思うのです。(2003.12.7)
ガーデンの世界に首を突っ込み、最初は、見るもの聞くもの全てが目新しい斬新なアイデアや発想ばかりでした。しかし、少し全体像が見えてくるとそれらは、すでにどこかで語られていることだったり、洋書で紹介されていることだったり。寄せ植えの作り方にしても方法論は、いくつかのパターンがあり、そのどれかに属しているように思えます。斬新な植え方に思えた手法も、先駆者がいたり。誰が先で、誰があとでなんてことはないのです。
それぞれがそれに、追い求めていれば、たどり着くことだということです。かつて、こんな大口を叩いていたことがありました。カラースキームで有名なガートルード・ジーキルさんの考え方。あの考え方にしても、ジーキルさんの生きた時代が早かったというだけのことで、追いかけていけば、たどり着く人はあの理論に達するもの・・・・・・私だって・・・・・なんてことを(笑)これに限らず、一つ一つ、何かを追いかけていけば、結局、たどり着くところって同じになってくる気がします。
植物にしても、新種の発見、登録などは、みかけは同じなのに、色素レベル、遺伝子レベルで違いを論じるようになってきていました。これは果たして違いと言えるのかどうか・・・・・・
自分自身もある時、そんな小さなディティールの違いに捕らわれているのだなと思わされました。人と違うもの、いままでにない提案。そんなことを考えていると、ほんのちょっとの違いを、論じているだけにすぎないのだということに、気づかされました。それを思った時、今まで追いかけ続けてきた、オリジナリティーというものが、ふっと消えたのでした。そんなことに捕らわれなくていいじゃない。結局、少ない元ネタのコマをこねくりましたりしないで、永遠のマンネリでもいい。それはそれで、需要はあるのだし、その需要に向けて、投げかけていればいいのだし・・・・・
その需要が変化したら、その時には、変化に合わせたものが提供できればよいのだから。その変化に対応できるように、準備しておけばいいことなのだと。
そんなことを思いながらも、長年、追いかけ続けた習性は抜けきらないものです。今も、MOOK本の撮影をしているのですが、このネタ、すでにどこかで、紹介されてますかねぇ・・・・・・だったら、紹介したくないなぁ・・・・・・・・・これ、前にもやりましたよね・・・・そこにライターさん。ネタは同じでも、その表現のしかたは、人によってそれぞれの個性がでますから、また、同じ人がやっても、場所が変わればそれは違ったものになりますから。そんなこと気にすることないんですよ。その声に支えながら、日々が過ぎていきます。
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□【連 載】 収納アドバイザーに思う
・(01)収納アドバイザーという肩書き
・(02)収納アドバイザーを名乗ろうと決めて
・(03)我が道をゆく
・(04)自己実現を考える方に
・(05)アイデアを追いかけ続けたら← 前の記事
・(06)オリジナリティーを追いかけ続けたら← この記事
・(07)箱を追いかけ続けたら← 次の記事
・(08)本多の十八番?
・(09)箱・箱・箱・箱・・・・・・
・(10)追いかけ続けたら
ブログにはトラックバックによってつながり合うコミュニティーの面白さがあるらしいのですが、そうなると、つながらない面白さを見つけだしたくなるあまのじゃく(笑)これも、オリジナリティー? やっぱり染みついた体質はなかなか、抜けません(笑)
Posted by: honda | 2004.04.12 at 19:57
実験考古学という世界を知りました。
古代人が作ったものを作ってみることで、「先人たちの営みを追体験しその心を探る」のだそうです。ただの石ころを石や鹿の角をハンマーで叩いて石片をはいでナイフにする石器作りを体験すると、どうしたらうまくはぎ取れるかを考えるようになるといいます。ということは、古代人も同じように、工夫をしながら作ったのだろうということが想像できるといいます。
大陸と似た石器が日本でみつかると、大陸からの伝播が強調されますが、実際作ってみてわかるのは、同じようなものが偶然できることもすくなくないそうです。誰もが同じ工夫を追い続ければ、各地で同じような形ができるとのことでした。
神話の世界でも、日本とギリシャ神話に共通性があり、それを西欧文明の起源に結びつけようというこじつけが見られると言います。
人が考えたり工夫したりした結果たどりつくことは、同じだったりするようです。考古学の世界でも、神話の世界でも・・・・収納の工夫も結局は、同じところにたどり着くってことなのだなぁ・・・と。
Posted by: honda | 2004.07.15 at 17:50